ハレクラニ沖縄 恩納村 煌めくプライベートビーチとゴージャスなプール
午後は、一旦ビーチへ戻り、海を眺めていた。太陽の日差しが強くなるにつれ、海の青さが煌めく。ハレクラニ沖縄の良いところのひとつは、国内では稀な贅沢なプライベートビーチ。珊瑚でできた白い砂浜、スタッフが用意してくれるサンベッドとハンモック、ミネラルウォーターサービス。豪華なホテルでも、プライベートビーチがなければ、海をくつろいで楽しむことはできない。アクティビティも、プライベートビーチから水着で出かけてゆけるので、ストレスフリーなところもいい。
このビーチでは、海中プール（くらげよけの中）でのみ泳ぐことができる。ビーチから眺める海は美しいけれど、波がある場所なので、どんなに天気に恵まれても、実際に入ってみると波打ち際は水が濁って見える。透き通る海がすぐそばにあるのだから、絶対にスノーケリングに参加しなければもったいない。時間帯によっては、泳げるほどの水深になるが、引き潮の時間は泳ぎづらく、藻が多くて歩くのも心地が悪かった。
10月半ばの気温は28度ほどで、海水の温度は水着だけでも快適に泳げるくらいだった。風がなければ、上がってからも平気なくらい。サンベッドでくつろぎながら夫と話をしたり、海の景色を楽しんだ。
※ビーチでは、ドリンク・フルーツ・軽食のサービスはない。
その後は、オーキッドプールへ。ファミリーが多く、静寂とは無縁のプールだが、蘭が一輪水面に浮かぶこのプールは、ホテルの中で一番魅力的な場所だ。隣のキッズプールでは、誰ひとり泳いでいない。
サンベッドが混み合って、いい場所が空いていなかったが、海を見渡せる正面の席が空きた瞬間、アイコンタクトですぐに場所を移動させてくれたスタッフの細やかな気遣いや接客にも心が温まった。
青空の下、海を見ながらプールで泳ぐ幸せを感じる。サンベッドへ戻って、カクテルとKindleを楽しみ始めた。でも、やはり叫び声が飛び交い、落ち着かない。目の前に見えるクワイエットプールは、確かに静かなのだけれど、ベッドは満席で、ジャグジーはイモ洗い状態。
結局、シャンパンバーのあるオーシャンテラスプールへ移動して、喉を潤し、静けさを楽しんだ。夕方になるとインフィニティーの景色がサンセットの空模様に変わっていく。水に浸かり、静かな波打ち際を見つめながら、波の音に耳を傾け、癒されていった。
夕方17時からは、ヨガのクラスに参加し、シャバーサナの頃には、空はパステルピンクに染まってきた。ヨガの先生いわく、恩納村の10月は湿気もなく、天気もおだやかな日が多いそう。
18時を回ると、ハワイアンライブが始まり、フラダンスのショーも観られる。コロナの中、このホテルはハワイにとって代わる場所かもしれない。私は、琉球音楽をもう少し聴きたかったけれど。
心身ともに、リセットされた一日だった。忙しい日常から離れて、ひとたびハレクラニ沖縄へ足を踏み入れると、その自然の美しさとホテルの快適さに現実社会を忘れてしまう。何もかも、ここで全て満足して、完結してしまう。また、今回も一度も外出しないという滞在となった。
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